舞台芸術分野

2016.4 ケラリーノ・サンドロヴィッチ作 「消失」

2016.4 3年目公演Vol.7
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作
「消失」

舞台の知識・技術とともにコミュニケーションの力を養成

東北・北海道で唯一の舞台芸術教育により、バックステージスタッフや演技者を養成します。照明、音響、舞台美術、衣装、演技などを総合的・実践的に学び、3年次からは各専門を深めます。演劇公演などで他分野と連携し、コミュニケーションやチームとして協働する力など社会で重視される能力を養います。

ポルトホールの本格的設備の中でやる気をサポート。

ポルトホールを利用した本格的な設備を利用した研究授業。多数のイベントを実施する徹底した実践主義。知識と体験の融合が将来への布石となります。

演劇を勉強して就職できるのか。
そんな声を聞きます。
北翔舞台芸術は、演劇分野のプロフェッショナルの養成をめざしています。しかし、ただそれだけを目標にして「大学で演劇(舞台芸術)を学ぶ」わけではありません。演劇(舞台芸術)という素材を使い、体系的なカリキュラム、徹底的な実践主義を通して、どんな世界でも生きていける「力」を培っているのです。
北翔舞台芸術では、特に「コミュニケーション能力」・「チームとして協働できる能力」を徹底的に身につけます。これらの能力は、現代社会を生き抜いていく最も重要な能力であり、企業も非常に重視している能力なのです。

社会人基礎力(エンプロイアビリティ)という言葉があります。経済産業省が提唱している3つの能力と12の能力要素のことです。
○前に踏み出す力(アクション)→主体性、働きかけ力、実行力
○考え抜く力(シンキング)→課題発見力、計画力、創造力
○チームで働く力(チームワーク)
→発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力

これらの能力は、演劇発表(イベント)を行うために絶対必要な力です。転じて言えば、演劇発表(イベント)を行うことによって、これらの能力が強力に育成されていくのです。

なぜ古典ばかりするのか。
そんな声を聞きます。
古典ばかりではなく、現代劇も上演します。
北翔舞台芸術では、
入学してすぐに2年目定期公演に参加します。7月には1年目試演会。主に現代作家の1時間~1時間半ぐらいの作品を行います。1月には2年目定期公演に参加。
2年目になると、5月の2年目定期公演。9月~10月に2年目試演会。これは作品の決定から運営・収支に至るまで全て学生の手で行います。そして1月の2年目定期公演。
2年の3月から(授業がない時期にがっちりと稽古!)4月後半の3年目公演の準備を行い、夏休みの9月から(授業がない時期にがっちり稽古!)11月頭の3年目公演の準備を行います。
4年も同じ4月と11月に公演。大抵は2月ごろ4年目による卒業公演を行っています。3年目、4年目公演は現代作家の作品を原則ノーカットで行います。2016年4月の3年目公演はケラリーノ・サンドロヴィッチ作「消失」。上演時間2時間半という作品でした。
古典を行うのは2年目定期公演(2回あります)。この公演で古典をしっかりと学びます。特に最初の二年間で演劇の基礎を学ぶと同時に、古典を通して北翔舞台芸術の誇る一流のスタッフとともに「本物」に触れさせたいと思うからです。照明、音響、装置美術、メイク・ヘアメイク、舞台衣装。すべてに非常勤のプロフェッショナルの方々に関わってもらいます。本物の仕事を知ることがプロフェッショナルへの王道だと信じているからです。

北翔舞台芸術には、道内で活躍する現役の一流スタッフがいます。本格的なホールがあります。そして異なる芸術分野のエキスパートがいます。異なる芸術分野で学ぶ学生もいます。そんな環境で学ぶことのできる北翔舞台芸術は、本物を知り総合的な人間力を養うことのできる場なのです。

北翔舞台芸術は、ただ単に演劇を行っているだけではありません。学生たちには、演劇を学び、良い意味で演劇と遊び、本物を知り、ポジティブに、アクティブに学生生活を送ってほしいと願っています。
そしてそれらを通して「北翔舞台芸術の学生たちは、どのような世界においても生きていける活躍できる人間に育っていく」、そう信じています。そして、そのように育った学生こそ、結局、企業が最も欲する人材でもあるのです。
(文責 村松幹男)